リスクの説明
調査にリスクは付きものです。
特に尾行中は予期せぬアクシデントや予想外の展開に見舞われることがあります。
良心的な探偵は依頼者の相談内容から、考えられるリスクを事前に説明します。
しかし、中には契約ほしさにリスクを説明しない探偵も存在します。
依頼者から見れば、失敗の可能性を口にする探偵より、成功の話しかしない探偵の方が頼もしいかも知れません。
でも、よく考えてください。
調査とは探偵一人でどうにかなるものではありません。
調査する相手(対象者)がいて、はじめて成り立つ仕事です。しかも対象者の協力を得て仕事をしている訳ではなく
ほとんどの場合、極秘の調査ですから失敗がないとは限らないのです。
では、調査中のリスクとはどのようなものがあるのでしょうか?
上の例で見るとA探偵社は消極的でありB探偵社は頼もしくもあります。
調査の現場を知らない依頼者から見れば、契約するなら圧倒的にB探偵社かも知れません。
でも、もう一度考えてみてください。
A探偵社は消極的な訳でなく、3名の調査員が必要とする現場で2名の調査員だけでは状況的に厳しく
場合によっては失敗する可能性があることを正直に告げているのです。
これがリスクの説明です。
次に、B探偵社はどうでしょう。
3名の人員を必要としている現場に2名の調査員だけで大丈夫という根拠はなんでしょうか?
特別に調査員2名分の料金で3名にサービスすると約束している訳でもありませんし、リスクの説明も一切ありません。
では実際に調査を行って、やはり人員不足によって失敗した場合はどうなるでしょうか?
ここで依頼者とトラブルになるのはB探偵社になります。
なぜなら依頼者は失敗する可能性についてB探偵社から一切説明を受けていません。
元々、人員の体制的に無理があり、失敗する可能性が3割強も見込まれると判っていながら
依頼者にその旨を説明しなければ、依頼者はほぼ失敗はありえないと信じています。
それで、あとになって人員不足で失敗したでは依頼者が怒るのも仕方ありません。
特に探偵という仕事は正確さが重要ですから、こんないい加減では仕事も適当かも知れません。
探偵が依頼者に調査のリスクを説明することは、場合によってはその依頼が逃げていくことになりますので
ある意味、リスクが高いことでもありますが、それでもリスクを説明する探偵は正直者といえます。
都合の悪いことは黙ってて契約を取ろうとする探偵社と
自分に不利とわかっていながらなんでも話してくれる探偵社
あなたなら、どちらの探偵社に安心して調査を任せられますか?